歩行カート(車椅子)

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先日麻痺のある大型犬がリハビリ通院で来られました。

歩きにくいので、介護用のハーネスを飼い主様が手で支えて歩いておられ、
飼い主様のご負担がとても多いようにみられました。

残念ながら麻痺の症状が少しずつ進んでおり、
リハビリで評価をする中でハーネスを使った人の手での介助よりも
車椅子を使用した方が良い姿勢で沢山動けそうだとのことで
車椅子を試しに使ってみました。

するとそのわんちゃんは驚くほど活発にリハビリ室を歩き回りました。

とても楽しそうで良い表情でした。

飼い主様に見て頂くとそんな姿を久しぶりに見たと涙を流して喜ばれ、
即購入を希望されました。

私が直接関わった症例ではありませんでしたが、
そばで見ていて車椅子の重要性を再認識しました。

車椅子には「かわいそう」とか「最後の手段」という印象を持った方がおられます。

もちろん一生車椅子を使わないと移動が出来ない場合もあります。

ですが、それだけではありません。

リハビリのため一時的に使う場合もあります。

足に力は入るけれど、何らかの原因によって
自力で立ち上がる能力が低下する場合があります。

その時に「立つ」ことは車椅子に任せて、良い姿勢で立つ。

足の裏から刺激を入れる。

残った機能を存分に発揮することができます。

その結果、体力の低下の予防、問題がある肢以外の運動機能の維持向上、
ストレスの予防など良い結果をもたらします。

いつも通り飼い主様とのお散歩を楽しみ、
外の匂いを嗅ぎ、楽しい時間を過ごすことができるというのは、
動物たちにとって何よりも幸せな時間のはずです。

それは人にとっても同じことで、
彼らの楽しそうな時間を見ている時こそが
飼い主さんの幸せの時間だと思います。

車椅子は病気や症状によって導入するのに適切な時期があります。

にっちもさっちも行かなくなってからでは、
せっかく作った車椅子を上手に扱えず無駄になってしまうこともあります。

また2輪と4輪の車椅子の何を使うかの選択も大事な点です。

最近は車椅子のメーカーも増えました。

それぞれの車椅子の利点と欠点があり、
患者さんごとに適した車椅子を選び、
体にあった車椅子を使うことはとても大切です。

車椅子を作成した後、上手に扱えない場合は、
車椅子に乗った状態で上手に歩けるように
リハビリで練習をすることも少なくありません。

車椅子で悩む事があればぜひご相談ください。

先日麻痺のある大型犬がリハビリ通院で来られました。

歩きにくいので、介護用のハーネスを飼い主様が手で支えて歩いておられ、飼い主様のご負担がとても多いようにみられました。

残念ながら麻痺の症状が少しずつ進んでおり、リハビリで評価をする中でハーネスを使った人の手での介助よりも車椅子を使用した方が良い姿勢で沢山動けそうだとのことで車椅子を試しに使ってみました。

するとそのわんちゃんは驚くほど活発にリハビリ室を歩き回りました。

とても楽しそうで良い表情でした。

飼い主様に見て頂くとそんな姿を久しぶりに見たと涙を流して喜ばれ、即購入を希望されました。

私が直接関わった症例ではありませんでしたが、そばで見ていて車椅子の重要性を再認識しました。

車椅子には「かわいそう」とか「最後の手段」という印象を持った方がおられます。

もちろん一生車椅子を使わないと移動が出来ない場合もあります。

ですが、それだけではありません。

リハビリのため一時的に使う場合もあります。

足に力は入るけれど、何らかの原因によって自力で立ち上がる能力が低下する場合があります。

その時に「立つ」ことは車椅子に任せて、良い姿勢で立つ。

足の裏から刺激を入れる。

残った機能を存分に発揮することができます。

その結果、体力の低下の予防、問題がある肢以外の運動機能の維持向上、ストレスの予防など良い結果をもたらします。

いつも通り飼い主様とのお散歩を楽しみ、外の匂いを嗅ぎ、楽しい時間を過ごすことができるというのは、動物たちにとって何よりも幸せな時間のはずです。

それは人にとっても同じことで、彼らの楽しそうな時間を見ている時こそが飼い主さんの幸せの時間だと思います。

車椅子は病気や症状によって導入するのに適切な時期があります。

にっちもさっちも行かなくなってからでは、せっかく作った車椅子を上手に扱えず無駄になってしまうこともあります。

また2輪と4輪の車椅子の何を使うかの選択も大事な点です。

最近は車椅子のメーカーも増えました。

それぞれの車椅子の利点と欠点があり、患者さんごとに適した車椅子を選び、体にあった車椅子を使うことはとても大切です。

車椅子を作成した後、上手に扱えない場合は、車椅子に乗った状態で上手に歩けるようにリハビリで練習をすることも少なくありません。

車椅子で悩む事があればぜひご相談ください。

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この記事を書いた人

私は人医療・福祉・介護の領域で20年間理学療法士として仕事をしていました。愛犬の死をきっかけに動物たちが動物らしく一生をまっとうするということはどういうことか?と疑問を持ったことをきっかけに獣医療に興味を持ち、学びを始め、獣医療に参加するようになりました。獣医療に従事して12年経ち、さらに学びつつこれまでの経験を多くの動物たちに役立てたいと思っています