
先日、大阪府門真市のファーブル動物医療センターで院内セミナーの講師を務めてきました。
テーマは「電気刺激療法」でした。

座学の後、iStemと伊藤超短波社製のエスパージを使用して、実技練習も行いました。エスパージは伊藤超短波さんにご協力頂き、貸し出し機を使用させて頂きました。

物理療法はそれぞれの物理的な刺激が生体でどのような反応が生じるかを知り、またどんな状態に対して、どの反応を得たいのかを理解する必要があります。
さらに適応と禁忌もきちんと把握した上で正しい手順に則って実践しなくては事故に繋がるため基礎知識の習得は不可欠です。
例えば、電気刺激の対象が痛みなのか、神経や筋肉なのかでも異なってきます。
お恥ずかしい事ながら、私も理学療法士になりたての頃、たった一つの手順を失念したことで軽い感電を起こしかけたことがあります。
その事実を後に知った際に大変ショックでした。
同時に2度と忘れない様にと心に誓いました。
最近は安全な機器が増えたのでその様な心配はあまりありませんが、それでも注意するに越したことはないので30年経った今でも気をつけています。
この日のセミナーは2時間の予定でしたが、皆さんが熱心に取り組んで頂き、予定時間を延長して実習して頂きました。


セミナー後、「机上の学習では物理療法のノウハウを学ぶ機会もあったけれど、実際の症例に対して実践に取り組むにはなかなか難しかった。人同士で練習を重ねた上で動物への実施が可能になるきっかけにもなった。
今後取り組んでいきたい」と言う感想を頂きました。
ぜひ今後の実践に役立てて頂ければと思いました。
最後に病院のわんちゃんと☆

KURASOOでは様々な院内セミナーにも対応致します。
ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください!
※写真の掲載は許可を得ています