
2月16日にKURASOO主催第3回愛玩動物看護師向け動物リハビリテーションWebセミナーを開催しました。
今回から 「今更聞けないシリーズ」を始めました。
働き始めてしばらく経つと、なかなか基礎的な部分は人に聞きにくくなるものです。
もちろん私もそうです。
今でも基礎の話は何度も聞きたくなります。
それくらい基礎は大切だと思って今回のテーマを決めました。
今回はどうしても一度やりたかったテーマを取り上げました。
そもそも「リハビリテーションとは 理学療法との違いは?」について信岡がお話しさせていただきました。
リハビリテーションとは生活の質の向上のために、身体的・精神的・社会的機能を回復・維持・向上させる包括的支援・治療です。
理学療法のその中の選択肢の1つであって理学療法がリハビリテーションの全てではありません。
理学療法士などのセラピストは教育でそれを学びますが、獣医療において学ばれている人は少ないと思います。
どうしても小動物のリハビリテーションは理学療法を指すことが多いのですが、それは人ともに暮らす動物たちのリハビリテーションは病気や怪我から元気になることを目的としていることが多いからだと思います。
ですが、動物達が笑顔でいつも通り元気に過ごすことは、間違いなく家族である人の生活の質にも大きく影響します。
セミナーの中では人の領域で学ぶこと、謳われていることを多く説明させていただきましたが、動物達にも同じことが言えることだと思っています。
彼らにも個性があり、環境に影響される生活があり、生まれ持った要素があります。
私たちは1頭1頭の置かれた状況に応じた対応が求められます。
そういった意味で広義のリハビリテーションを知ることはとても重要です。
私も動物達のこと、まだまだ学ばなくちゃ!と感じながら今回の資料を作成しました。
もう1題は評価を行う前に必要なこと としてお話をしました。
理学療法評価とはどんなことを言うのか、その流れ、そして評価を行うために、何を知っていなければならないか。を中心に大枠をお話ししました。
評価はとてもとても沢山の背景が必要だと言うことをお伝えしました。
評価について1回のセミナーでお伝えできる内容ではないので、今後のセミナーで評価について1つずつ分けてお伝えしていこうと思います。
そろそろ皆様と直接お会いして対面でのセミナーも開催したいですね!
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
今後も今さら聞けないシリーズやワンステップ先に進んだ内容を開催していきますので、ぜひご参加ください!

